MacotoSugimoto

主戦場のMacotoSugimotoのレビュー・感想・評価

主戦場(2018年製作の映画)
4.9
ドキュメンタリー映画は監督の主観を少なからず入れ込みが、この映画はもの凄く主観を抑えて資料と証言と状況証拠を重ね合わせることで制作されていた。
ふと、サスペンス作品を観ている感覚が浮かんで思わず面白い!会話劇が目の前で繰り広げられているようだった。極上のエンタメですよ。でも…これってまぎれもなく事実で巨大な問題としてのし掛かっていて、さらに問題の黒幕となる人物が画面に登場あたりから絶望感とやり切れなさと虚無感で目の前が真っ暗になった。そして打開の道が見えないのも感じてツライ。
でも観て良かった。ぜひ映画館で太鼓のビートを感じてください。