「殺し屋」という仕事が社会に普通に組み込まれているっていうパラレルワールドがまずもって求心力あるし、フェイクドキュメンタリーという手法がさらにその設定をより強固なものにしていた。
緩い空気から急にスイッチが入ってバトルに雪崩れ込む様は、まるで人がプレイしているゲームを見ているよう。
ただ、監督の「少年ジャンプ志向」が過ぎてアクションシーンがやや冗長に感じる部分(特に終盤)もあった。
とはいえ、こんな新感覚のものを立て続けに観たら他作に対する興味は否が応でも高まる。
「阪元裕吾レトロスペクティブ」を個人的に敢行していくしかないぞっといった感じです。