構造的な面白さはあったけど、まぁそれだけかなとも思ってしまった。
必然があまり感じられない不意のズームは既にこの頃からやってたみたい。
腰が重くて観始めるのにやたらと時間が掛かるが、一旦観始めると面白過ぎてあっという間のジョン・ヒューズ作品。
大した話ではないし、本作に至っては途中結構?マークが点滅する部分もあったけど会話とか境遇と>>続きを読む
「カレー作ってあげたいと思わせるのはあなただけ」って臼田あさ美に言われたら僕は何もかも失えるんじゃないかという気がしています。
フェードアウト癖のある父親が何故かツボ。
女性2人に向けて詩を読むシーンで口説きモードの甘いやつ来るぞと思ったら難解な全然意味分かんない詩を読み出して新しいフェーズへの突入を感じさせていた。
「あなたの好きな私はあなたの中の幻想の私」っていうのは少し卑怯だなと思う反面その通りだなとも思う。
双子説出してたけど、途中から「この人は多分病気なんじゃないかね?」っていう方向に自分は見方が行って>>続きを読む
やり取りの中で明らかになる齟齬とそこから生まれる気まずさ・修羅場芸。
上映前に予告が流れたホン・サンス作品との親和性の高さが強く感じられて、個人的には良い導線として機能しちゃってた。
strang>>続きを読む
鑑賞直後はめっちゃ微笑ましい話だなぁ程度の感想しかなかったんだけど、少し時間を置いて思い出したら「そういえばこの人達実はそんな幸福な時期ではないんだ」っていう事が思い出されてその途端急にグッときた。
持ってない者の方が持ってるっていう事のカタルシス。
終盤のダッキーの打率の高さは異常。
アンディの車の凹みも良い。
作品全体にちゃんと一本の芯が貫かれてる。
本当に可愛くて格好良い愛嬌のある青春映>>続きを読む
「へっ!?嘘でしょ?」っていう以外の感想が無い。
呆気にとられるレベル。
面白いかと問われたら微妙だが時折この世界に浸っておきたいとは思わせるシャバダバ系譜。
とにかく豊かさを感じるんですよ。至るところに。
グラデーションはあれど、この心の殺し方とその反動の表れに自分を重ねる人は結構多いんじゃないかしらね。
見たことがある景色が続くなと思ったら、舞台が地元ドンピシャでビビった。
行政区分的には横浜なん>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
流石にアレはやらない(てゆーか、出来ない)と思ってたらやったんですよ!アレを!
もうそれ見た瞬間狂喜乱舞。
その一点において全然このスコア点けれる。
恭様に至っては時々青年にも見えるし、時々お婆さ>>続きを読む
「もしタルコフスキーが治験バイトの話を撮ったら・・・」みたいな受止めで大丈夫っすか!?
後から振り返るとかなり幸福な時期なんだけど、その渦中にいる時は微塵もそれを感じていないモラトリアム期間特有のタチの悪さが感じられて、境遇も環境も劇中の登場人達とは違えど個人的には共鳴する部分も結構あっ>>続きを読む
まさかのシネマリン登場。
自分の今いる場所がスクリーンに映し出される経験って恐らく初めてしたんですが、不思議な気持ちになりますね。
いつも魅力的なプログラム組んで頂いて有難うございます。
今後も引き>>続きを読む
作品自体にはそんなにのれなかったけど、トゥレット症とその症状が起きるメカニズムみたいなところには大分興味が行っちゃった次第。
俺も心の中で大分トゥレット発症させてるよ。
作品の意図する方向でもってちゃんとしんどい。
主人公の人にはちゃんと寝てほしい。
邦画特有の「何も無い・・・事も無い」を洗練された形でやってて大変よろしい。
嶺豪一は本当に「豪一」という感じがして良い。
「メーカーに手書きの文章を投書」っていう完全に時代錯誤な設定も「ワンチャン豪>>続きを読む
「恋人たち」とは真逆に近いともいえるトーンながら、コミュニケーションの可能性をことごとく絶ってくるような「恋人たち」に繋がる地獄を描いていて普通にブルー入りました。
中島歩はこの段階で既に中島歩であ>>続きを読む
あの娘不意に僕が事務所のコピー機で己の顔面をスキャンしだしたらどんな顔するだろう。
意味が無いと思われてるものに意味を付けていくっていうのをどんどん突き詰めていくと自ずとそんな体を取らなくとも芸術(>>続きを読む
イーサン・ホークの醸し出す「これこそ米国産の馬鹿」感が最高でもあり最低でもあるっていう。自分的には割とそこに尽きるって感じでした。
一作品としての完成度もさることながら、顔のバリエーションを見せていく映画としても大分走っていたと認めざる負えない。
圧倒的な科学とテクノロジーの進歩でもって感情論や手続き論の入り込む隙をどんどん減ら>>続きを読む
南阿佐ヶ谷のカブいてるお婆さんと応援に積極的だった比較的若い女の人の打ち出してくるヴィジュアルイメージが大分親和性あって最初の数秒間マジで同一人物だと思った。
本人が途中で「利用されてる」みたいな事>>続きを読む
置いてけぼり感が半端ない。
「こっちももうちょっと集中して見るから、そっちももう少し上手い語り口でやってくんねぇかな?」といったお互いの歩み寄りを終始心の中で提案しながら能面みたいな表情で観ていた。>>続きを読む
主人公に向けられる不幸(逆に救いも)の量が多過ぎて、作品のトーンとしては終始落ち着いてはいるけどその背負わせっぷりにちょっとうるささを覚える作品ではあった。
あと「その人目当てで見ることは無いが自分>>続きを読む
「強いアメリカ、弱い日本」みたいな事が比喩的に組み込まれていて構造としては面白いけど、内容的には酷い。
この後アメリカもITバブル崩壊とリーマンショックで経済的にヤラれるわけだけど、それらを通過した>>続きを読む
荘厳ともいえる言葉完全排除の場面と、それとは真逆の言葉に全幅の信頼を寄せる場面のコントラストが強い。
後者は相変わらず密度が高いのに説明的ではなく何より正しい。
そしてそれがちょっと怖い。
濵口作>>続きを読む
ゲイの話である一方いい女達の話でもあるっていう。
リンダ、ジェシカ、スティーブンの母親・・・総じてみんなカッコよかった。
こういう人達の強さがかなり周りの色んな人の心を救ってると思う。
作品のトーンにつられてボーッと観てたら途中から内容が追えなくなってるっていう例の症状。
この手の作品は本当に注意が必要だ。
おじいちゃん役の人がマネーの虎の謙虚ライオンみたいだなとか思って観てたら見事に寝た。盛大に寝た。
大概私が悪いが作品も悪い。
だって完全に寝かせにかかるトーンだったもの。
「地方再発見」みたいな側>>続きを読む
色んなネタぶち込んで飽きない作りにはなってたけど、やっぱりこの系譜(追われ系)でいうと「激突!」のシンプルさとテンポの良さには敵わないといった印象にはなる。
女子100mで男子超えの世界記録なんて出た日にゃドーピング検査はすり抜けられてもマスゴミや世間の好奇の目からはすり抜けられないでしょう。
面白さのベクトルが世界丸見えテレビ特捜部的で大変良い。
最後の方暗くて具体的に何が行われてたのかあんま分からんかったけど。