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最強殺し屋伝説国岡 完全版のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

4.7
2018年、女子二人組の殺し屋を描く新作映画「ベイビーわるきゅーれ」のシナリオに取りかかる阪元監督は、関西殺し屋協会という殺し屋ビジネスネットワークがあると知り、作品作りの参考にするため取材を申し込む。
協会から京都最強と言われる23歳の殺し屋・国岡昌幸(伊能昌幸)を紹介され、阪元監督は彼の密着取材を開始。
笑って泣いて、恋をし、友人と酒を飲む、一般人と変わらないようなごく普通の日常を送る姿や、淡々と仕事をこなす殺しの日々を見つめる。
ある日、国岡は依頼元との連絡ミスから違う人間を殺してしまう。逆上した依頼元はヒットマンを送り込み、さらに殺された人間の仇を討とうとする者たちが現れ、大殺戮の日々が始まる。
「ベイビーわるきゅーれ」の阪元裕吾監督が、ある若き殺し屋の日常を活写。
阪元監督は「ベイビーわるきゅーれ」のシナリオ作りのため、関西殺し屋協会から紹介されたフリー契約の殺し屋・国岡に密着取材。
国岡の生活や殺し屋としての仕事にカメラを向ける。京都最強と言われる暗殺者としての一面だけでなく友人や恋人とごく普通の日常を送る国岡の姿を、ドキュメンタリー風に描く。
阪元裕吾監督作品では「スロータージャップ」「修羅ランド」などで登場した銃の密売屋兼殺し屋の国岡が、満を持して主人公で登場するモキュメンタリー・アクション映画。
殺し屋の国岡が依頼を受けて案件をこなす毎日を、恋やトレーニングや酒を楽しみ、仕事仲間との飲み会ではウザい先輩の説教や代理で頼んだ殺し屋のしくじりや案件のバッティングに苛立ち、案件が重なり過ぎて疲れたり、普通の人間が上手く出来ることを上手く出来ない不器用な人間としての殺し屋・国岡の姿がリアルに描かれている。
強すぎるジジイをターゲットにした案件では、海道力也率いるオヤジ殺し屋軍団ホワイトベアーと国岡の共同ミッションのアクションは、籠城戦のバトルをPOVスタイルで描き、伊能昌幸演じる国岡vs茶谷優太演じる雪平のガチンコバトル、ラストの「ジョン・ウィック」的なアクション、バラエティに富んだバイオレンスアクションが楽しめるモキュメンタリー・アクション映画。
「俺について来て良かったでしょう。いいもの見れますよ」
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