ぴっつぁ

100日間のシンプルライフのぴっつぁのレビュー・感想・評価

100日間のシンプルライフ(2018年製作の映画)
3.7
金と物に囲まれた生活をしてきた二人が、ひょんなことから所持品全てを倉庫に預け、素っ裸の状態から一日一つだけ物を取り戻す「シンプルライフ」を描いた作品。

いや〜、なかなか面白い切り口だった。
消費社会の現代に一石を投じる、までは大袈裟かもしれないけど、少なくとも私は色々と考えさせられた。
かくいう私も将来はミニマリストとして過ごしたいなんて思いつつ、実際は部屋に物が溢れかえる買い物依存症なので、最初から最後まで共感や胸に刺さるシーンが多かった。

金や物は目に見えて存在して、手に入れることで確かに一時の間幸せに浸れる。
でもすぐに飽きてより多くのお金、他の物を求めるようになり満たされることはない。

本当に大切なものは失ってから初めて気づく、なんて言うけど、「100日間のシンプルライフ」を通して彼らが見つけたものは何なのか。
ぜひ自分を投影しながら見てほしい一作。
ぴっつぁ

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