とうがらし

庭での夜/A Night at the Gardenのとうがらしのレビュー・感想・評価

庭での夜/A Night at the Garden(2017年製作の映画)
3.7
SSFF & ASIA2021
特別上映作品部門(6/21まで無料配信中)

まじか…衝撃的な7分間。
「向かいの窓」でアカデミー賞短編映画賞を受賞したマーシャル・カレー監督が、貴重なフィルムを編集したドキュメンタリー。
2度鑑賞することをおすすめする。

(以下ネタバレ含む)











戦前、アメリカでナチスの集会が盛大に行われていたなんて全く知らなかった…。
しかも、アメリカの中心地NYのマディソン・スクエア・ガーデンで、だよ!?
1度目と2度目の鑑賞では、見える風景が違った。
特に冒頭。

【背景】
ドキュメンタリーは、物議を醸す内容のために広く発行されたことのないニュース映画を対象とした集会の映像を使用して作成されました。
多くの映画の出展者は、強い否定的な反応や観客からの無秩序な行動のために、ヒトラーやナチズムの映像を避けました。
News of the Dayはその映像を公開しませんでしたが、RKO-PathéNewsは、「炎症が強すぎる」と見なした後、映像を組み込んだニュース映画をすぐに撤回しました。
その結果、第二次世界大戦の終結の後、集会は広く忘れられていました。
映像を見て、イベントの曖昧さに驚きを表明した後、カレーは、米国でのオルタナ右翼の台頭と2017年8月のユナイトザライトラリー<61によってドキュメンタリーを制作するように促されました。
(Wikiより。なんかロボット翻訳だ…)

フランス語版Wikiを翻訳してみた。
【背景(フランス語)】
このドキュメンタリーは、元々ニュース映画用に制作されたが、その内容が物議を醸したために未公開になった集会の映像を使って制作された。
ヒトラーやナチズムの映像は、観客の反感を買い、乱暴に扱われることもあるため、多くの映画興行会社が敬遠していたのである。
「ニュース・オブ・ザ・デイ」はその映像を公開せず、「RKO-Pathé News」はその映像を使ったニュース映画を「あまりにも扇情的」と判断してすぐに(公開を)撤回した。
その結果、第二次世界大戦後、この集会は忘れ去られてしまったのである。
映像を見て、この集会が知られていないことに驚いたカレー氏は、アメリカにおけるオルトライトの台頭と、2017年にバージニア州シャーロッツビルで開催された「ユナイト・ザ・ライト・ラリー」という集会に触発され、このドキュメンタリーを制作することになった。
映像は、国立公文書館、グリンバーグ・フィルム・ライブラリー、ストリームライン・フィルムズ、UCLAフィルム・テレビ・アーカイブから取り寄せて編集した。

触発?危機感?どっちだろう…?
いずれにしても、この映画が、記録に残すという映像の重要性を物語っている。
自由を掲げるアメリカ国歌が皮肉に聞こえた。

アカデミー賞の最優秀ドキュメンタリー短編作
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