人をここまで不快な気持ちにさせる映画もなかなかないと思うのですが、いい意味で最低な作品だと思います。
私は見た後に胃がひっくり返りそうになりました。
1人ではホラー作品は見れず、ここまで見てこなかったんですけど、その友達は、ええ。ハッピーエンドだ、って言ったんですよ。ええ。
今度からその子のことは信用しないと決意しましたね。あの野郎。
以下ネタバレ↓
冒頭から主人公の親と妹が死ぬという悲劇。それだけじゃなく彼氏とのいざこざ？でのストレスで抗生剤漬け。それに加えて気分転換で来た先にはヤク漬け。そりゃあもう頭グルングルンにもなるわよね。
最初は一家心中かと思ってたけど、ラストまで見たら呼ぶために起こした殺人事件だったかもしれない、って思うとほんと怖い。
映像的にも超絶グロがあったけれど、それとはまた別に人間の崇拝の怖さ？もあってさらに怖いのでは？
うまく伏線も張られてて、考察しがいのある作品だと思う。なのだけど、全然回りくどくなく全部度直球。パニックホラーみたいなびっくりとかなかったのでそれはよかった。あったら泣いてた。
やっぱり村のみんながヤク漬けだったのは古いしきたりを冷静な頭で判断できないからなんじゃないかとか思ったり、したけどそうではないのかなぁ？
気が狂うっていう部分だったり綺麗な映像の中に恐怖が潜んでいる感じがシャイニングみあって好きだった。
まさかリマスター版を見ていたとは梅雨知らず、見なくて良いとこまでしっかり見てしまいました。あーあ。
なんでいろんな殺し方せにゃならんのよ〜。
また印象に残る映画でした。
この監督の作品は初見ですが、また新作が出るみたいで楽しみ。
