【ラストは救済か呪いか】
試写会にて鑑賞
前作『ヘレディタリー』とは一転して、超常的なホラー要素は抑えつつも、生ける人間の仕業だこその禍々しさが増しているという
互いに問題を抱えたカップルを含む若者が異国のカルトコミュニティを訪れて...というプロット。その結末は大方予想できるけど、そこはアリアスター監督の演出の妙で、一線を画しだから驚きと謎に包まれたものになっている。少々のグロテスク要素はあるけど、ホラー映画をあまりみない人もオススメ。
ラストは....救いと取るべきか、呪縛ととるべきか、わからない。ある種のカタルシスを残しつつも、どこかで「これでいいのか...」というぼやけた余韻を残す。
上映後はアリアスター監督のトークショー。多くは語らないが、「この映画における死のテーマカラーは青と黄色。それはスウェーデンの国旗の色なんです。」とにこやかに語った。その真意とは....？
