あかり

ミッドサマーのあかりのレビュー・感想・評価

ミッドサマー(2019年製作の映画)
4.6
私にとってこの映画は、なんというか、救いというか癒しというか、完全に虜になってしまいました。観終わってエンドロール中は鳥肌が止まらなかったし、席を立ってからは口角が上がったまんまで微笑みが止まらない上に、その顔で「楽しかった、面白かった、最高だった、素晴らしかった」を友達に連呼。怖がられた。

完全にキマッてる映画。細部にまでこだわった演出には完敗。複数回観た方が絶対楽しめる。

この映画は完全に好き嫌いが分かれると思う、それも極端に。なるべくネタバレはしたくないので詳しくは書きたくないですが、私はこの映画はハッピーエンドだと思っているし、ダニーの選択は正しいと思っているし、「あなたもそうするかもしれない」ってポツッと言ってしまう気持ち、思ってしまう気持ちが痛いほどわかる。ただあの村に救われてしまったというのは視聴者にとってはバッドエンドかもしれないが。

終始明るい“白夜”という設定のもと進んでいく物語は、常に画面が明るいので時間の感覚がなくなりこちらまで覚めない夢を見ているのかと錯覚してしまう。“白夜”を逆手に取った新しい明るいホラー楽し過ぎて病みつきです。

はあ!最高だった!アリ・アスターの創るミッドサマーを観ることができて幸せ。世界が輝いた、とても素敵で素晴らしい映画だった。アリ・アスターの次作が楽しみ過ぎます。
あかり

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