北欧の祝祭(夏至祭)に紛れ込んだカルト気分が堪能できる作品。まるで大掛かりな舞台でも観てるかのよう。長い上映時間を忘れる映画。
自分はグロ苦手、予告時点で嫌な予感、スルー予定だったのだが偶然アリ・アスター監督の素晴らしいインタビューをCSで観てしまい、こりゃ劇場公開見逃すと一生後悔するぞと考え直して鑑賞。すぐに流される性格…。結果面白かったがやはりスルーすべきだったと後悔、これ絶対夢に出る(笑)
一見ちぐはぐなストーリーに見えたり強引に思えるシーンは自分の理解度不足に依るものと後で気がつく。まるで自分がトリップしてるかのような微妙な映像がすごい。赤ちゃんの泣き声、音楽が不穏さを増幅させていて効果的。スウェーデンと明らかだが多文化が入り混じるような独特な世界観に引き込まれた。色々書いたが良い意味で自分の中に土足で踏み込んでくる気持ちが悪い作品。
どこの国、地域にも文化の違いはあるだろうが自分の常識観、倫理観、価値観が崩れてしまう恐怖を感じた。いや、この共同体は素晴らしいじゃないかと考え始める自分がいる、アレレレレ…。(うまく伝えられない(語彙力不足))
流されやすい自分への教訓が得られた作品、気をつけよう(笑) 個人的に苦手な映像・描写が有り、それが無ければもっとスコア上げていた。
※本作はR15なのを鑑賞前は見落としてた。Filmarksはレイティングどこに書いてあるんだろう、さっぱり分かない。比較すればYahoo映画は明らか。Filmarks改善して欲しいところ。
