くろさわ

ミッドサマーのくろさわのレビュー・感想・評価

ミッドサマー(2019年製作の映画)
3.7
「奇妙かつ美しさを持ったアートな映画」

突如悲劇な出来事にあったダニーは恋人のクリスチャンと友人とのスウェーデン旅行について行くことに。そこで90年に1度白夜の下に行われる祝祭に参加するが、それは想像を超えた内容であった。

正直、見終わった直後の不快さが強く残る。だが解説やらインタビュー等から作品知ると逆にモヤモヤが強くなり、考えさせられてしまう奇妙な魅力に惹きつけられてしまう映画。

始まりから終わりにかけて、ジワリジワリと不気味さを増して物語は進んでいく。
監督はホラー映画ではないとインタビューで答えているが、白夜によってより不気味さを持ったホラーになっている。

また、不気味なシーンと美しいシーンが混ざっていることによってより奇妙さが増している。
不気味なシーンにもさまざまな意味があり、
実は細かくいろんな場面に運命が示されていたのが凄い。

見るだけでなく、ぜひインタビューや解説を読んでほしい。

理解できない部分もふくめ、まさに「芸術」と感じた映画。