このレビューはネタバレを含みます
アリ・アスター監督!!なめてすみませんでした。
前作「ヘレディタリー」もカルト・慣習での殺人・信用できない語り手など、この監督の趣味というか、言いたいことや観客を恐怖させるために用いられる要素は似通っていたけど、純粋なおもしろさは段違いだった。
新興宗教でよく用いられる手段や映画のお約束の連続のため、話の展開はシンプルで理解しやすい。
ただ、カメラワークや音響、夏至祭の美しいビジュアル、現地の人間の演技が、この映画を普遍的なものにしていない。
とくに音に対するこだわりは前作に引き続きすばらしい。人が殴り殺された時に出す音、絶対実際聞いたことあるじゃん!
後半からは笑いをこらえるシーンばかりでいろんな意味でつらかった。
遺骨に小便かけておっさん泣かせてるシーンは雰囲気がサウスパークすぎて爆笑したし、腰振ってるのを手伝うババアは何回でも観れる。
お気に入りのシーンばかりの良い映画です。