絶望、妄想、不安、トラウマ、恐怖、死…
老人夫婦が崖から飛び降りるシーンは手に汗握りました。男の子が川に投げ入れられそうな場面では「やめてくれ!」と心の中で叫んだ。
スウェーデンの白夜の村を訪れた大学生たち。映画の細部に物語の伏線が隠れていて目が離せない。アリ・アスター監督は「これは恋愛映画だ」的なことを言ってたけど、そんなことはどうでも良くなるくらい色々と大変な映画である。
ラストは家族の死の悲しみ、恋人への疑心暗鬼、その他の煩わしさから解放され、究極の安息を得る。わかるようなわからないようなわかるような。
ドラッグでブリブリになって恐怖で「何か」から全力で逃げるシーンとか、自宅のトイレで泣いた後に外に出たら飛行機の中だったり、その辺の映像もツボでした。
一番地獄だったシーンについては敢えて言及しない笑