ロケーションが素晴らしく美しい
相当ロケハンしたのだと思う
カットひとつひとつに見とれてしまう
制服&自転車というのは鉄板で安易と思われがちだが
そこに描かれる人間模様も丁寧なテンポで描かれてる
すきなカットは二人が待ち合わせをしてる場所のアングル
向こう側に山があり、その山の中腹あたりを
車が左から右側へ登っていく姿が小さく見える
それだけで世界観が広がる
映画とドラマの違いのひとつとして個人的に思うのは
景色だと思う、
主人公が、どんな場所に住んでいて、どんな家に住んでいる
そういった部分を丁寧に描いてくれるので
この2人にスッと感情移入出来て親近感を持ち没入出来た
春夏秋冬、1年間通し季節を変え撮影を繰り返した力作だ
僕が今年映画祭や上映会で観た作品の中では
現時点ではベスト最大候補です
ですが。。残念な点が2点ほどあります
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物語はタイトル通り11月19日から始まり
そこから過去に戻り、二人の出会いから距離を縮めてく姿が描かれ
ターミングポイントである11月19日へと向かっていくのですが
その11月19日は、夜空星空が大事なポイントなんですが
その星空が少し弱い、CGで作られた合成らしいのですが
作り物感が強いんですよね
普通の映画なら、それでも充分だと思いますが
この映画ロケーションが本当に美しく気持ちも高ぶっていたのに
そこで、あれだと少しがっかりしてしまったのです
星空の撮影は難しく仕方がないとは思うのですが
もう1点は、この美しい映画であるのに
下ネタが何度か出ていて、正直必要ないと思う
聞くと、下ネタは、こだわりらしいのですが
それにしては安易な下ネタで
下ネタってセンスが大事で
『お!上手いこと言ったな』と感じる下ネタなら良いのですが
安易すぎて
また、その下ネタを発した後の周囲のJKたちの表情も
多分演出してないと思うんですよね
どう反応したらいいかわからずキョロキョロしてるんですよ
あそこは不快感を出すなり逆に笑うなり
何かしら演出するべきだったと思う