aoi

サウナのあるところのaoiのネタバレレビュー・内容・結末

サウナのあるところ(2010年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

ほこほこ映画かと思いきや、なかなか重く苦しい悩みを抱えたおじさんたちの赤裸々物語だった、文字通り。サウナの本場フィンランドには、あちこちに大小形態様々なサウナ小屋が。サウナはコミュニケーションの場。心を開放するために裸になるのか。裸になることで心も開放されるのか。豊満な躯体を寄せて並ぶ男性たちの愛らしさが、会話の重苦しさをほんの少し緩和させてくれる。食事をとるよりまずサウナ。サウナ中に飲酒。サウナ後も飲酒。スピリタス直飲み。悲しくなったら蒸気を足そう。突然のクマとおじさんのツーショットがあまりにもシュールでファンタジーで笑える。身体の奥底から汗も涙も苦労も悲哀も、みんなみんな流し出す。汗まみれになってもいいから抱き締めてやりたい。
aoi

aoi