うそん

君の誕生日のうそんのレビュー・感想・評価

君の誕生日(2018年製作の映画)
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先日鑑賞した『シークレットサンシャイン』のチョン・ドヨンに衝撃を受け、今作見逃していたのを鑑賞。

あぁ
また泣いてる…
また息子を失ってるではないか。

セウォル号沈没事件で息子を亡くした家族の物語。

死と向き合えず時を止めた母と小さな娘。2人の暮らしに離れて暮らしていた父親が戻ってくる。
セウォル号の被害者家族が国内でどういう扱いを受けたか、多くない説明でも十分伝わってくる。
連帯しないと生き続けるのが困難だろうと想像した。


妹の姿から母の苦しみをどれだけ受けて生きてきたか見える。
父親と距離を近づけていく過程に安心した。あのまま育っていたら彼女も壊れてた。

母スンナムの涙の痛々しさもだが、誕生会の父ジョンイルの涙に全て持って行かれた。
夢を見て苦しんでいた父親、挟み込まれる夢がそこに繋がるんだね、と。
うそん

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