オールド

帰ってきたムッソリーニのオールドのレビュー・感想・評価

帰ってきたムッソリーニ(2018年製作の映画)
3.8
敬礼がいいね!に変わった時代のファシズム。
ファシズムの最大の協力者は、熱心なナショナリストでも大資本家でもなく、現実的な妥協と大人の対応をよしとするその他大勢であることは変わらない。
と分かりつつ、映像の世紀の「大人たちの警告はぼくらの耳には入りませんでした」(厳密にはナチスのこと)に共感できてしまうほど、ドゥーチェの言葉には熱がある。だから怖いのよ。

教皇ほかカトリック勢の対応に触れないのは、日本の天皇タブーと似た雰囲気なんだろか。
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