帰ってきたムッソリーニの作品情報・感想・評価

帰ってきたムッソリーニ2018年製作の映画)

Sono tornato/I'm Back

上映日:2019年09月20日

製作国:

上映時間:99分

ジャンル:

3.3

あらすじ

「帰ってきたムッソリーニ」に投稿された感想・評価

ワンコ

ワンコの感想・評価

3.5
嗚呼伊太利亜
「帰ってきたヒトラー」のリメイクだし、あれもこれもおんなじみたいなところも多々あって、金返せみたいな人は多いだろうなとは思います。
ただ、映画でも言ってるように、イタリアは、70年で60回以上内閣が変わったり、最近の極右っぷりは、ドイツ以上なので、実はこっちの方が、リアリティーあるかもしんないと感じました。
因みに、ポピュリズム政党「五つ星運動」と極右政党「同盟」の連立政権は半年程度で分裂して、五つ星運動と中道右派の政権になるので、少し極右っぷりは薄まりました。
因みに、分裂の大きな理由は、両党の政党支持率が逆転してしまったがために、同盟が、俺らの言うこと聞けよ!みたいな態度になって、結構無茶苦茶な政策を前面にだそうとしたためで、相変わらずなのです。
あと、もう一つ、今、イタリアは、あのまんまの一つの国だったように思ってる人は多いと思いますが、イタリア王国の時代も、昔の都市共和国がいくつもあったような名残や、北イタリアの一部とか、南イタリアはハプスブルク家の支配にあったことなどで、首都がいくつもあったりバラバラの国だったのを、ひとつのまとまった国のようにしたのは事実上、ムッソリーニなので、そういうことも念頭に観たら、もう少し楽しめるかなとは思います。
まあ、北イタリアの人には、依然として、南イタリアとは分国したいという人も多く、今でもバラバラはバラバラですけどね。
めぐ

めぐの感想・評価

3.7
「帰ってきたヒトラー」をずっとみたかったんだけど……映画館で上映してたから観たい、と思って先にこっち観ました。
終わってから、「ヒトラー」の方のリメイク(?)で舞台をイタリアに移しただけ、という話を聞いてなんか微妙な気持ちに。
(新鮮な気持ちで「ヒトラー」観た方がよかったかな……)

まあでも、巧みな話術と人を惹きつける魅力を兼ね備えた人物だったのねーと思うし、途中まで笑えるキャラクターとして観れたんだけど……
やはりホロコーストの現実を知るおばあちゃんに思い出させた生々しい人権蹂躙の記憶や、飼い犬を殺されたおばさんに対する対応で、だんだんと主人公とともに、この人の危険な香りに気づいていく。
この時代にはそぐわないし、絶対に繰り返してはいけない歴史の中心人物なのだと。

大衆は、いつの時代も強いリーダーシップと意見に流されるね。
そして、過激なユーモアと他者への攻撃の線引きの曖昧さを感じる。最近の各国の右傾化を見てると、現代に通ずる危うさがかなりあったと思う。

他人事じゃないぞ。
いんで

いんでの感想・評価

4.0
今ヨーロッパで起きてる問題も日本で起きてる問題も似てるんだなあって思った
黒川

黒川の感想・評価

3.3
帰ってきたヒトラーのイタリア版リメイク。めっちゃ冒頭から帰ってきたヒトラーなので観てない人は是非あっちも観てね。

2017年のイタリアに蘇ったムッソリーニおいたんがコメディアンとして成功するお話だよ。基本的にドイツと同じです。ドイツほど独裁者を嫌悪していない空気感があり、その点であちらとはまた少し違った雰囲気がある。それは日独が右翼的な政権であったのに対し、伊はファシズム、即ち左翼政権だったためだろうか。あんまりよく知らない。

戦後70年以上が過ぎ、当時の記憶は薄れている。どの国でも失業率が増加し出生率は減り、若者が割りを食っている。この月日でグローバル化は進行し、ヨーロッパには他大陸からの移民が押し寄せていた。これは陸続きのヨーロッパに於いて、多くの先進国が抱える問題だ。第一次世界大戦後ハイパーインフレなどの問題ばかりだった二つの小国に現れたのが2人の独裁者だったが、問題山積の現代に2人が現れるのは必然なのだろう。状況は似ているのだ。皆が誰か強いリーダーを欲している。
では同じく元枢軸国で現在同じような問題しかない日本ではどうなのか。日本はまた彼らと参戦の理由は異なっている。多分五十六とか東條英機が蘇ったらまだ当時の艦隊の船の名前残っるし、皇室は健在だからむしろ向こうがびっくりすると思うよ。

どちらも基本的に同じ造りだ。ゲリラ的に撮影を行い、そこで本心からの民意を問う。多くの人の口から語られるのは日本と同じような状況憂う言葉だ。誰だよヨーロッパは先進的で日本は地獄って言ってたやつ。最近読んだウルベックの服従もそんな感じだったぞ。どこの国も同じ問題を抱え、どこも政治には希望を捨てている。そこに現れる独裁者2人のアプローチの違いがわかるともっと面白かったのだろうが、なにぶん不勉強なのでそこがあまりわからなかった。ヒトラー観たの結構前だし。分かった上で比べてみるときっともっと面白いだろう。女性プロデューサーの役割も、メルケルという女性の首相がいるドイツと首相は男性ばかりのイタリアとでは扱いやキャラクター性が違ったように見えた。

そんでもってドイツのネオナチが割りかしただのポーズだったのに対し、イタリアのファシストの残党は割とガチだったのか?ドイツはゲリラで行ったらみんなやる気なかったよ。イタリアは多分代表の方は役者さんで卓球やってる奴らはマジの党員っぽかった。やっぱやる気ねえ。兵隊がやる気ないネタは笑った。砂漠で水全部使ってパスタ茹でた話って本当なのかな。美食の国なのでフリーズドライ技術を開発したのは本当らしい。

個人的に好きなシーンは普通にスマホ使いこなすべニートおいたんです。いくらタイプライター使えても普通こんなちっちゃいスマホでいきなりは文字打てへんやろ。
al

alの感想・評価

3.0
ヒトラーの方は未鑑賞。
戦争はこうやって始まるんだな。
たった1人が火を付けたら一気に燃え広がる。本当に起こりそうで怖い。
nero

neroの感想・評価

2.5
WWII期における欧州もうひとりの独裁者ムッソリーニを主体に据えているが、構造も展開もほぼ独版「帰ってきたヒトラー」のまんま。ただし印象は大きく異った。

独版で見られた、ヒトラーがメディアの特性を十分に理解して自身のプロパガンダに取り込んでいく怖さは伊版のムッソリーニには感じなかった。単なる電波芸人のような描かれ方であり、そしてもう一つの理由が、途中で失脚する女性局長にある。彼女には独版でのレニが現代に蘇ったかのようなあのオーラは感じられず、上昇思考の強い一人のキャリアでしかなかった。
当時のドイツにおいて、ヒトラーのプロパガンダを形にして送り出したレニ・リーフェンシュタールの存在がどれほど大きかったのか、残された映像作品だけでは実感することは難しい。ただ、独版で感じた薄怖さの多くの部分は、間違いなくヒトラーと女性局長が並んだあのラストショットにあった。それはこの二人が映像の力が更に増した現代で本気で啓蒙を始めたら・・・という怖さだった。

映画としては、いっそあの二人とムッソリーニが手を組んで現代のメディアを駆使したら、という続編に拡張展開した方が笑えるものになったのではないかねぇ。トウジョウは要らんけど・・・。
紫式部

紫式部の感想・評価

3.5
帰ってきたヒトラーのムッソリーニ版

ムッソリーニの顔をよく知らないけれど、甦ったらあんな感じなのでしょう。

痛烈なイタリア社会への批判は、ブラックユーモアとして笑って観られましたが、笑い事では済まされない、現代社会への警鐘ではないだろうか・・・
磨

磨の感想・評価

3.5
ベリート・ムッソリーニが現代に蘇り騒動を巻き起こしていく、現代社会への強烈な風刺を込めたブラック・コメディ。3年前に上映した「帰ってきたヒトラー」ムッソリーニ版リメイク。
はい、驚くほど同じです。国を変えただけ、あのシーンやこのシーンも微妙に違うだけでほぼ同じ。ラストの直前の展開がちょっと違う。そんだけ(苦笑)

なのでさすがに高評価はできないけど、帰ってきたヒトラーが大好きなのでこの点数で‥
でも、ヒトラーは自殺直前にタイムスリップしたという設定だが、ムッソリーニは逆さ吊りの時‥あれ、それって銃殺刑の翌日の話なのでは?


さて独、伊ときて‥
これ、日本もやらなきゃダメ?

このレビューはネタバレを含みます

お国柄なのかギャグパートが素直に笑えるものだったり、描写のコミカルさが大きかったりとヒトラー版より観やすかったと思う。独裁者たちの性格の違いからもきているのかもしれないが。(作中でムッソリーニが「この国には指導者ではなく父親が必要」と言っていたように、あまり私的な感情や私的な良くも悪くも人間的な"父親(家父長?)"のように感じた…特に主人公の恋人がユダヤ系と判明したときの両者の反応の違いに現れていると思う)
ラストに向かう展開を見ると、ムッソリーニ自身もベッリーニに利用され、結局はメディアのおもちゃにされているのではないかと思った。
ヒトラー版はあくまでヒトラーがTVやネットなどのメディアを利用しているように描かれていたが、本作はメディアを利用するムッソリーニを利用するベッリーニという構図を感じた。(ドイツ版では失脚→復活後は特に触れられなかった)犬を射殺した事件を大々的に利用するあたりに彼女の恐ろしさが表れているのではないか。(それだけに彼女はヒトラー版よりもある意味とても魅力的だ) もし視聴率が取れなくなったら彼女はムッソリーニを容赦なく切り捨てるのではないだろうか。
独裁者よりもむしろメディアの怖さを感じてしまった。
nanaayu

nanaayuの感想・評価

3.5
通行人の顔にモザイクがかかるのにびっくり
本当にオープンカーでイタリアの
最後のシーン、ファシズムに賛同して手を振っている人はあんまりいないだろうと思う。俳優っぽい人に手を振られて振り返しているひとがおおいのでは。
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