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炎のメモリアルのとぽとぽのレビュー・感想・評価

炎のメモリアル(2004年製作の映画)
3.0
我らがホアキンにも"いかにも"な王道ハリウッド作品に出ていた日々があったのだ!…という記憶を振り返る消防士"胸アツ"ドラマ

童貞か?ホアキン・フェニックスがまだアート系に道を見出していない若者で、ジョン・トラボルタが『パルプ・フィクション』での華々しい復活以降まだ大作のメインを張っていた頃。そして、消防隊員が男社会だったこともあり残念ながら"ゲイ(であること)"がまだモノ笑いのネタとして使われていた頃…。
作中で配属される新人・若輩者と年長者の図式、何度も繰り返され描かれてきた消防士のドラマ。使い古されたメロドラマ。クリシェ?予想できる?だからどうした、そんなの関係ない。例えば作中に起こるライフイベント、大切な家族もできる。次から次へと仲間が消えていく死と隣り合わせの危険な仕事で。ハシゴ隊とポンプ隊、主に消防士のはしご隊ラダー49(匿名性のための番号?原題)を舞台に邦題通り回想形式で綴られる隊での人生・人間模様や成長、師弟関係。枚挙に暇なしでよく見るやつ!
《勇気》キャラクターに共感するようなリアリティはあまり感じられないかもしれないけど英雄視するのは当然。特に最後"いかにも"すぎるけどヤバイって!溢れ出る尊敬の念と感謝の気持ち、確かにこれはfighterだ。今でもまだこの仕事が好きか?あと、床はよく落ちる?

パパ、もうケガしないで
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