亜硝

ミッション:8ミニッツの亜硝のネタバレレビュー・内容・結末

ミッション:8ミニッツ(2011年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

8分巻き戻して事件の解決を図るところはわりとトントン拍子で進んでしまい、そこまで面白くない。ループしてることを活かしてもう少し楽しませてしてくれたらいいのだが……

あと、軍側の人間の態度が横柄で腹が立つ。上官なんだからあんなものかも知れないが、国のために殉職した兵なんだからもう少し敬意を払えよ!って思ってしまう

8分で巻き戻る部分よりも、パラレルワールド絡みの話が面白かった。特に最期の瞬間をストップして映す演出は見事。ここがこの映画のキモなのは間違いない。笑う乗客と、キスをする二人。めちゃくちゃ美しい映像だった。ループものってループを抜け出すのが目的になりがちだけど、ループの中で人生を終えるのは初めて観たから斬新だな〜と感心した。確かに最高の死の瞬間を演出できるならループも悪くないのかもな…と思った。

父に謝罪の旨を伝えるのも。テッド・チャンの短編「商人と錬金術師の門」にも似たようなシーンがあることを思い出すなど。
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