サンタムール

ペイン・アンド・グローリーのサンタムールのレビュー・感想・評価

4.3
映像美に毎回うっとりさせられるペドロ・アルモドバル監督も、もう70歳だもの。そろそろ自伝的な映画もいいよねぇ。

ペイン・アンド・グローリーは、ワインで例えると円熟した良いヴィンテージのブルゴーニュの赤ワイン、ピノ・ノワールのような。。甘美で余韻が長く柔らかく、深〰️く。。



お母さん達が川で洗濯を〰️。のシーンとか、洞窟の美しい家も素敵だったけれど。。
好きだったシーンは
主人公のサルバドールが、初めて男性の裸を見てしまうシーンが。。。
顔を真っ赤にして気絶しちゃうほどの衝撃的な性の目覚めのシーンは秀逸‼️


そして、ペイン❗

昔の恋人とか、一緒に映画を作り上げたけど、喧嘩別れした俳優とかね。

大好きだったけど、訳あって別れた人って、誰しも居るよねぇ。

それがひょんなことから再会して〰️。
心の痛みというかしこりが、溶けていく優しい展開が素敵だなぁ。と、思う。
昔の恋人とのキスシーンなんか、もう、ドキドキしました。


そして、美しい母親の愛。
彼女は気づいていたからこそ、絵描きの彼と引き離す為に修道院の学校へ彼を行かせたのかもね。。
まさかそこでバッドエデュケーションのような展開が待っていたとは知らずに。とかなんとか考えたりしたペイン・アンド・グローリーなのでした。
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