ペイン・アンド・グローリーの作品情報・感想・評価

上映館(25館)

「ペイン・アンド・グローリー」に投稿された感想・評価

rico

ricoの感想・評価

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アルモドバルが遺作のつもりで撮っているんじゃないかと心配になってくる。すごい。とても個人的な映画なのにちゃんと面白い。わたしはアルモドバルの熱心なファンじゃないし、彼の映画で見ていない作品も多い。もっとアルモドバルの映画を見てから見返してみたいと思う映画だった。
kurimots

kurimotsの感想・評価

3.3
アルモドヴァルの中では難解……?

なのかまとまってないのか

どっちか分かんない

アントニオ・バンデラスは確かに良い演技
親との関係、映画製作との関係、病気などをテーマにした終活か?とも思わせるアルモドバル監督のひとつ集大成のような作品。

2020年213本目。

コロナ騒動後初の劇場鑑賞でした。作品のマニアック度も相まってお客さんもほとんどいなくて映画館経営の厳しい現状を目の当たりにしたような気がします。

さて作品ですが、アルモドバル監督作品を初めて公開時に観られるということで楽しみにしていました。これまで女性を中心に描くことが多かったアルモドバルが男性を作品の中心に据え、自身をダブらせていると思われる演出も多くひとつ監督としての集大成のようなつもりなのかなと感じます。

薬物依存、加齢に伴う身体の痛みや病気との格闘という人間らしいテーマを扱い、その中で母親や映画との関係性を盛り込んだ内容はとても興味深かったです。全体的に毒はそこまでなく、落ち着いたトーンで話が展開しますが、色彩感覚や独特の演出はまさにアルモドバルっぽかったです。

この次の作品でアルモドバルがどんな内容の作品を撮るのか、楽しみです。
kaito

kaitoの感想・評価

3.7
ペネロペ・クルス見たさに。
部屋の家具等の赤がおしゃれだった
映画の中の全てが素晴らしい
文句無しのアルモドバル最高傑作
その後を感じさせつつ
静かなラストがまた良いんだ
やっぱりバンデラスが輝くのはアルモドバルだな
pepo

pepoの感想・評価

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はぁ良かったー(*´ `) アントニオバンデラスはごっついけど目が綺麗で可愛いんだよね。
今作では痛みと加齢で弱ってる感じになんともいえない良さがある... 老いと病みによる枯れでそそってくるの、高等技術だと思う。
情熱的で憂いのある音楽が要所要所で印象に残った。
母との向き合い方って人それぞれだけど、アルモドバル監督は寄り添おうとしたんだな (もちろん描かれていない側面もあるだろうけど、ここに描かれたのが少なくとも本人がいちばん「そうあろう」とした部分なんだろう)
エドゥアルドに字を教えるシーンの情感、そのくだりがあってのあの目覚めのシーン。画面も構成も美しい。
監督、「掃除婦のための手引き書」の映画化も手がけられるんですね。老いてなお精力的である事がどれほどのものを抱えて越えて凄いのか、これを観た後だと少し理解が深まる気がする。
最後に振り返ってパッと全編を照らし返すような、ラストシーンの朗らかさが良かった。
とりわけ美術が美しかったです。
どのにもシーンに赤色が配置されているのが印象的でした。家具、小物、服、車など様々な物に赤色が使われています。老いたサルバドールの中の変わらぬ情熱や愛情を象徴しているようでした。
chadbono

chadbonoの感想・評価

4.0
世界的巨匠として成功した監督でも病気や老いや別れなどで苦しんでもうダメだと堕ちることもあるんだな。そしてそれでもまた創作せずにはいられない。アルモドバル監督の自伝的内容かと思うととても感慨深い。
anko

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3.7
鮮やかな色
最初は面影を探すのもな感じのバンデラスだったけど、最後には目に生気が戻ってきて、そうだ、この目だわ、と思った
yontanu

yontanuの感想・評価

4.0
いろんな意味で素晴らしい「一本」やった
アルモドバルの私的で感傷的な、
老いた映画監督の人生と愛への回顧と克服のはなし

アルモドバルを投影させたバンデラスが良すぎる 
年老いてなお色気と悲哀を併せ持つ魅力
アルモドバルが着てそうな服着ててもばっちり着こなせるのも素敵
着てるセーターとかシャツがいちいち素敵

『抱擁のかけら』以降がイマイチやったけど、これは『抱擁のかけら』ほどの情熱や感情はアルモドバルにしては抑えつつ、
しっとり静かに進んでいくのがいい

ミューズとしてやっぱり外せないペネロペは言わずもがな、
他のキャストみんな、目がとにかく印象的、若き日のサルバドール
欲望を意識した男の子
恋に溺れたフェデリコ
互いの痛みを知ったアルベルト

全部のキャストがバチっとハマって、
アルモドバルなんやけど、アルモドバルじゃない映画だった
今までならドラマチックにあえて過剰な演出にしてくるだろうシーン(そゆのも好きやけど)も、抑えて抑えてその分彼らの心の抑制も見え隠れする演出

セットとか衣装なんていつものアルモドバルやのに、いつもと違うアルモドバルを味わって満足

人は目的を見失い、生きる意味を考えるとき、過去の想い出と共に自分の感情を思い起こす
それが辛い記憶でも、なんともない記憶でも、激しい記憶でも
過去の想い出と現在に折り合いをつけながら、過去をただの思い出にしないために、
また前に進めたいと、思うのかな

サルバドールの視点で映すカメラは、
彼の心を描ききってた
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