どうしても主婦、母としての役割を周りから押しつけられる女性の生きづらさをすごく丁寧に描いている作品だった。
夫のデヒョンは確かにこれまでの映画での男性の描かれ方からみて「いい男性」なのだろうけど、本当の意味でジヨンを理解していない所作や態度が緻密に表現されていて、作品と共にすごく繊細な演技をする俳優だなと感じたし、「僕が君をここまで追い詰めたんじゃないかと思っていた」と涙ながらに語っていたシーンは今まで彼なりに彼女を愛していたことや彼女が変わっていくことの不安全てが伝わって、涙が止まらなかった。
ジヨン役のチョンユミは「ライブ」で知ったけど、本当に細やかな演技をする人なんだなと感じたし、何より彼女の愛くるしさも相まって脚本ももちろん最後まで飽きさせない作品になっていた。
原作を後に読んだが、ホラーのような終わり方だった、、こうやってループしていくのかと思うと、やりきれないし辛い