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82年生まれ、キム・ジヨンのzmmmyのレビュー・感想・評価

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)
3.2
差し出された優しさを受け取るのは
とても必要な事、かけがえのない事ですが
他者の優しさに期待や想像しすぎると失望させられるのはよくあることよな。

ジヨンが頑張ったり変わったりしている中で周りはなにか変わったんか?

結局さいごは自分の踏ん張りなのかなぁ

頭おかしくなった!って言われる可能性もありそうな症状をどうしていいか分からないながら、寄り添った彼はきっと優しい人だよ

でも、
お前が泣くな。ってすごい思ったし

もし自分が同じシチュエーションになったとしたら、ジヨンと同じように自分は泣けずに慰めてしまうんだろうなと思う。

女の生きづらさはああいう小さいけれど人生左右するような無意識で無神経な様々が降りかかるところだというのはリアル

だからこそ体験してる本人でないと想像するには難しいし、
想像してくれた誰かの優しさがクリーンヒットすることも難しいね。

なにもかも難しくてままならなくて
ツラい時にツラいと言うくらいしかできることはないのかなぁと思うとしんどいな。

ジヨンに共感したとて救われるって内容でもないから、
時代や環境が変わり整うのを願いつつ
ほどほどに鈍感なメンタルでしぶとく生きるしかない。
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