kaana

フェアウェルのkaanaのレビュー・感想・評価

フェアウェル(2019年製作の映画)
4.2
東アジアぽい考え方だなと。
余命宣告って最近できた言葉のような気がするんだけどどうなんだろう。
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「死」というのが目の前に現れたときにどうするのか。受け入れるのか抗うのか。そういう選択は実は個人の尊厳を保つというかなんというか、そういう意味で、本来なら伝えられなければならないことなのだろうけど。
この映画では中国で生まれアメリカで育った主人公が、それらの考え方の狭間で、あるいは自分の過去と現在と未来との狭間で、苦しみ揺れ動く様子がリアルに描かれていて良かったなと思った。
親戚同士のバチバチ感とか、なんだか母親に心をひらけない気まずさとか、良かったです。
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最近、中華系アメリカ人の物語がすごくいいなと思う。わたしは日本人だけど、同じアジア人としてなんとなく重ねて見てしまう部分があるな〜
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