中国に住む祖母がガンで余命宣告をされるが、それを本人に伝えないよう親戚一同周知結集し、祖母との最後になる時間を過ごす物語。
祖母のナイナイは中国で生活。
ナイナイの次男一家はアメリカで生活。
ナイナイの長男一家は日本で生活。
長男一家の長男(ナイナイからしたら孫)のハオハオが結婚し中国で結婚式を挙げるという口実で親戚一同集まる。
それぞれが違う国で生活を20年以上している設定なのでそれぞれの一家の価値観の違いが描かれていて面白かった。
この映画の内容を鵜呑みにするのであれば中国では死期が迫った人物にそのことを伝えない文化があるのだろう。
個人的にはこの問題に正解も不正解もないと思うので考え方だと思うし、どっちがその人にとって幸せなのか?が重要なのかな。と感じた。
中国の言い伝えには「ガンで死ぬ人はガンではなく恐怖に殺される」という言葉があるらしい。
「知らぬが仏。」ということわざも日本にあるように、それも一理あると思う。
ラストを見るとナイナイにはどっちの選択(死ぬことを告げられるか、告げられないか)が良かったのかの答えの一つになるような描写が描かれている。
余命を知ってる親戚一同と余命を知らない本人の感情のすれ違いは、「確かにそうなるよね。」と考えさせられた。
自分ならどっちが良いかな。と考えながら見させていただきました!