『攻殻機動隊』や『PSYCHO-PASS』シリーズの脚本家冲方丁がまた似たような設定の脚本で描く小説『人間失格』の新解釈SF映画。
伊藤計劃原作の『ハーモニー』にも通ずる、”健康すぎる人類”に触れたディストピアSF映画だが正直全く刺さらなかった。
アクションやキャラ・モンスターデザなどの絵的な部分ではかなり頑張っていたが、ストーリーと登場人物の個性が
「あれ?これどっかで見た気がする…」
と既視感の連続。
オリジナリティが正直感じれなかった。
というか『人間失格』もそこまでいかせてるとは思えず原作の持ち腐れ。
世界観の作り込みまでは素晴らしいのだからあと一歩よ!
声優陣も宮野真守や花澤香菜、そして櫻井孝宏とその界隈でよく使われる声優なだけに頑張れば頑張るほど
「あれ?これ聞いた事あるセリフじゃね…?」
の連続。
なんか色々と1歩が足りない作品であった。