池

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さんの池のレビュー・感想・評価

5.0
大学三年の春休みに観た中で今のところ一番好きな映画。

まず、僕はFFをやったことが無かったのですがゲーム好きなので結構あるあるな場面も多く、全然楽しめました。
ゲーム画面のキャラの動きや表情はFFで実際に存在するエモートで、一切CG無しらしいです。お父さんの操作するキャラの卍ポーズがお気に入りです(笑)実世界の登場人物と動きをリンクさせる描写は見事でした。
また、映画用にスクエニさんが専用サーバーを用意したらしいです。普通に凄い。

続いて、物語なんですけどまぁーーーーーー良かった!!!!!!
難しさは特に無く、共感できる場面が多かったです。
シーン1つ1つが好きで、最後は自分と重ねてしまい号泣してしまいました。笑えるシーンも比較的に多くて、人物に対する愛着も湧きます。
主人公と父の関係が実際の僕とかなり似てたからですかね。
ゲーム内で、お互いにアドバイスし合う様とか本当にほっこりしたなぁ。

そして登場人物が、この映画の一番のいいところ
大人になるにつれ、父と話さなくなってしまったごく普通の会社員の息子、アキオ。
仕事一筋のとにかく真面目で寡黙な父、暁。
アキオとは正反対に明るくておしゃべりな妹、美樹。
アキオのことが気になっている後輩社員、井出。
アキオや暁と一緒に冒険することになる仲間のあるちゃん、きりんちゃん。
他にもアキオの上司である吉井さんや美樹の彼氏など様々な登場人物がいます。
全員魅力が凄くて、先述しましたがアキオに感情移入してしまいました。
父のアナログな人間でゲームにいろいろ戸惑う感じにほっこり。

共感共感と何度も言いましたが、1つだけ僕との大きな相違点があります。
それが、「親子で一緒にゲームをする」ことです。
これは僕がずっと憧れだったシチュエーションだったのですが、経験したことがありませんでした。
アキオはそれを成し遂げるんですよね、それがいい意味でのギャップでより一層泣けました。

ゲーム好きだけで無く、寡黙な父だったり、家族とあまり話す機会が無くなってきているって人は好きなんじゃないかなと思います。
笑って泣ける、是非みんなに観て欲しい映画です
池