池

BLUE/ブルーの池のレビュー・感想・評価

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)
4.7
う…うわぁああ…良かった…
胸糞とかじゃないけどめちゃくちゃ胸が締め付けられる。
ボクシングの映画で、こんなに登場人物がいて、かつ2時間無い映画なのに、ここまでの人間ドラマを描けているところが、やはり吉田監督の凄いところだなぁ。それぞれのキャラクターの持つ信念が凄い生々しく描かれていて、共感できてしまうところが多かった。
才能と努力、やる気と結果、必ずしも結びつくとは限らない理不尽さがたくさん描かれていた。やっぱりピュアな映画よりこういう映画に惹かれてしまう。
中でも瓜田さんに共感してしまった、とあるシーンで瓜田さんの色々な感情を想像してしまって泣いてしまった。

あと吉田恵輔監督作品はハズレがない、全部ハマっちゃってる。細かい心理描写とか描くのうますぎるなぁ…
あと映画の魅力が大きくて、どの場面もすごい引き込まれて、最後のエンドロールで「良いもの観たぁ…」って気持ちになる。
全然余談なんだけど、東出昌大はこの映画の役が1番かっこいい。髪型とか真似したくなる。
池