ながお

劇場版 ファイナルファンタジーXIV 光のお父さんのながおのレビュー・感想・評価

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私の父もよくゲームをしていました。ドラクエ5やFF8、チョコボの不思議なダンジョンなんかを熱心にやっていた記憶があります。
一緒にプレイしたことはあまりないですが、父自身がゲームを好きなこともあり、私にもゲームはいくつも買ってくれて好きにやらせてくれました。

『光のお父さん』では、父と息子の間のゲームという繋がりに、母と妹は立ち入りません。
私の家庭もそうでした。ゲームをしていて「そろそろやめなさい」とか「早くお風呂に入りなさい」とか言うのは決まって母で、姉もゲームには興味がなく... 父と私の間には男同士の不思議な結託関係が築かれていました。

ドラマ版も視聴済みですが、『光のお父さん』はどうしたってそういう思い出が蘇ります。そういう風に鑑賞した方、多いんじゃないでしょうか。

映画としては、二千円近く払う価値はないかな; お家でワンコインなら... それもヒカセン(光の戦士 = FF14プレイヤー)じゃなければウケない内輪ネタもあるので、FF14を知らずに観て面白いかどうかはわかりません。
しかし、【父・息子・ゲーム】という3つの単語がフィーチャーされている作品はおそらく他にないので、刺さる人にはこれしかない!という作品であることは間違いありません。

実際にあった出来事(ブログ)が原作ですから、それを興行作品にする上で脚色やフィクションが大いに盛り込まれるのは仕方がないことですよね。
そういった意味で、☆は付けないでおきます。

ヒカセンとしては、大好きなマトーヤの曲がめちゃくちゃ良い使われ方をしていて嬉しかったです。
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