watarihiro

嵐の中でのwatarihiroのレビュー・感想・評価

嵐の中で(2018年製作の映画)
4.2
1989年、ベルリンの壁が崩壊した日。イベリア半島の夜はは嵐だった。そこに住む少年、ニコはビデオカメラで自分のギター演奏を録画していたが、突然隣の家で悲鳴のようなものが聞こえた。行ってみるとヒルダが夫のアンヘルに殺されていた。目撃したニコはその家から逃げると車に轢かれていた。何十年か時が経ち、ベラは夫のダビドとともニコが住んでいた家に引っ越した。整理していると、テレビとビデオカメラが出てきて、再生するとギターを弾いているニコが出てきた。その後の夕食ではニコの話題に彼の死を知る。深夜、物音が聞こえたベラがビデオカメラの部屋に行くとニコが映っていて、会話ができた。ベラは彼にに外は出ていけないと必死に忠告し、彼は外を出なかった。翌日、ベラは病院のベッドに横たわっていた、、、。

ニコの人生を救ったことをきっかけに違う未来が来たというSFあるある。ベラは夫と娘がいたけど、夫のダビドは他人になっていて、娘のグロリアが存在しなかった。自分は自分で本来違う人生を歩んでいた。

ちゃんと集中しないと本作を楽しめないと思います。色々と伏線張ってて、キャラの人間関係が少々複雑で暗めのシーン多数。今後の展開も予想できずで置いてかれないようになるのが必死。そんな流れを踏まえて明かされるニコに関する真実。今までのモヤモヤがなくなってスッキリした感覚を覚えました。

Netflixは素晴らしいと思わせる作品でした。良きSFサスペンスです。
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