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処刑人のRのネタバレレビュー・内容・結末

処刑人(1999年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

自宅で。

2001年のアメリカの作品。

監督はトロイ・ダフィー。

あらすじ

ボストンの路地裏に住む双子マーフィー(ノーマン・リーダス「トリプル9」)とコナー(ショーン・パトリック・フラナリー「アサルト33 要塞病棟」)はある日、些細なきっかけでロシアン・マフィアと大げんかしてしまい、翌日、住居に乗り込んできたマフィアを殺害してしまう。FBのスメッカー捜査官(ウィレム・デフォー「アステロイド・シティ)に正当防衛を認められつつ、拘置所入りとなった2人はその晩「神の啓示」を受け、ボストンの街を守るべく次々と悪人を処刑していく!

YouTubeチャンネル「シネマンション」Ramuちゃんをはじめ、一部でカルト的人気を誇る本作。俺自身それまで一度も観たことがなかったこともあり、興味本位で観賞。

うーん、申し訳ないけど個人的には微妙だったなぁ。

お話はあらすじの通り、まぁとにかく主演の2人がカッコいい!!コナーを演じた役者さんはよく知らんけど、なんといっても注目すべきはマーフィー役のノーマン・リーダス!!もはや、説明不要ですな、大人気海外ドラマシリーズ「ウォーキング・デッド」のダリル役の人です。

役柄的には双子役で「ん?二卵性なのかな?」ってくらいよく見ると似てはいないんだけど、とにかくイケメン×イケメン+お揃いコーデで並ぶと絵面がすげぇ様になっててカッコよかった!!

そんな2人が悪友のロッコ(デヴィッド・デラ・ロッコ)と共にまぁバンバン人を殺していくんだけど、なんつーか話運びが変わってて、じゃあ次こいつ殺しにいこうと次のシーンに変わると既に殺しは終わっててFBIのデフォー演じる天才的なプロファイリング能力を持つスメッカーの捜査によって回想形式で語られる作りとなっている。

これがやや個人的には興を削がれる感じではあるんだけど、アクションとしてはなかなか凄くて、例えば天井裏から侵入して逆さ吊りになりながら2丁拳銃で周囲の敵を一網打尽にしたり、押し入った家の襲撃を終えた3人の前に待ち受ける、最強の敵イル・ドゥーチェ(ビリー・コノリー「素敵な遺産相続」)が現れ、閑静な住宅街で突如銃撃戦がスローモーションで勃発するシーンとかすげぇ良かった。

特に後述のシーンはデフォーが狂言回し的にあたかもその現場にいるように解説し出すんだけど、今にも昇天しそうな顔で指揮棒を振るようなマネをするデフォーの前で激しい銃撃戦が行われる絵面がなんつーか一度観たら忘れられないくらいインパクトがあって、なるほど、たしかにここだけ観たらカルト的人気があるのもうなづけるかも。間違いなく本作白眉のシーン。

ただ、終盤にかけていよいよマフィアのボスとの対決に向かうんだけど、3人でよし、行こう!と向かった次のシーンではなぜか既に敵に捕まっちゃってて大ピンチの状態で、なるほど、これはあえて捕まるノリだなと思って観てるとロッコ死んじゃうし、いよいよラスボス、イル天ドゥーチェとの対決かぁ!とワクワクしてるとなんと彼は実は2人の父親でそのまんま対決せずに行動を共にすることになる!ってなんだ、そりゃ!!せっかくレクター博士みたいな超危険人物的に囚われていたのに、そりゃないぜ!!

という感じで個人的には全然ハマらなかったわけだけど、アクション面に関しては目を見張るものがあるので、続編である「2」はもっと話の軸がしっかりしてくるのかな?
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