yusuke

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジングのyusukeのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

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ここ最近で1番泣いた。
自分の中でヒーロー映画は、子供が見るものって置いてた部分があったけど、もうそんなことは言えないなって思った。なんならヒーロー映画って、ヒーロー映画じゃない(なにを言ってるの?とは思わないで)。子供でも大人でも、その人にとってのヒーローがいて、それを目標に直向きに努力して行く。その精神っていうのは、いつになっても変わらないものだし、なにかを頑張る為の根源となる力な気がする。だからこそ、子供だけでなく、大人になっていく今改めてその感情を奮い立たせなければいけないと思ったし、20代が始まった今感じることができてよかった。
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漫画でずっと観てたからこそ、各キャラの個性と魅力が全てプルスウルトラされているのがわかって、ラストの戦闘シーンは終始涙。デクと爆豪がなぞに超サイヤ人化しちゃったのには、少しだけハテナが浮かんでしまったけど、この2人の幼なじみでありながら、ライバル心と友情、仲間意識の熱さに本当に胸打たれる。デクは最初は無個性からはじまり、ワン・フォー・オールをオールマイトから譲渡されたことによって、デク自身己の道筋を見つけていった。爆豪には生まれ持った"爆破"の個性があって、小さな頃からその個性に秀でていた。それに「助けて勝つ」のデクと「勝って助ける」の爆豪。お互いのポリシーが真逆っていうところもすごくポイントだった。お互いに別の道筋でスーパーヒーローを目指していたのかもしれないけど、行き着く場所はやはり同じでその根源にある気持ちも一緒であることから、ワンフォーオールのシンクロが観れた気もする。本当にこーゆーのって天衣無縫の極みで、映画の中にもあったように幼い頃に素直で邪念のない気持ちでヒーローに憧れた心が、いつか重要になるし、大人になってこそそれを忘れてはいけないと思った。
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デクと爆豪のみならず、お茶子ちゃんや轟、切島。A組のみんなに見せ場があって、各々の死物狂いの誰かを守る気持ちやヒーローになる責任、憧れから現実になる瞬間。そんな彼らの本気を見れて、本当に良かったし、色々考えさせれてアニメもバカにできないなって心底思った日でした。またそのうち見よう。
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自分をもう一度振り返って、自分の中のヒーローって何か、自分の中の目標って何か、少し時間を作ってゆっくり考えたいと思う。プルスウルトラ、さらに向こうへ。素敵な言葉だなぁ。泣けてくる。
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