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TENET テネットのutakoのネタバレレビュー・内容・結末

TENET テネット(2020年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

第三次世界大戦勃発を阻止せよ。ミッションを与えられた名もなき男が悪に立ち向かう話。未来では過去を行き来できる装置が開発され、現行時間軸と逆行時間軸が同時進行で進み、悪と正義の攻防戦に捻りが何層も加わり難解さがあるのですが、ピリピリした緊張感+スピード感+これまで観た事もない映像+未体験の感覚に惹きつけられました。

皆さんの言う通り一度観ただけでは解るようで解らない所が多々ありましたが、断片から読み取れる要素としてグッとくる”何か″を感じたし、ラストのロバート・パティンソンの一言で、これはより理解したいとう気持ちに駆られた。『何度も観たい映画』て貴重。劇場公開は残念ながらそろそろ終了のようなので後は家で心ゆくまで観賞したい。その後評価はまた変わりそうです。

しかし、後半の現行と逆回しの逆行入り乱れた戦闘シーンは観た事のないカオス感があり凄い映像を観た感覚でしたね。こうゆう創造性と熱量が溢れた世界を体感出来る映画て本当に素晴らしいと目が爛々とした。

パンデミックにより当然だった価値観がガラリと一変。世界中あらゆるエンタメ界に打撃がある大変な最中、本国では危機感を煽るニュースばかりで。できる限り映画を応援したい気持ちでいっぱいです。
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