ノーラン監督作品といえば観ない手はないものの、今回はいつもほどの期待感ではなくフラットに観た。
鑑賞中ずっと、何かを彷彿とさせると思えば、007だった。
紳士的で上品、ストイック、無口な主人公によるハードアクション。
敵?もわかりやすく。
監督も意識されていたとのことで、やはり、と。
確かに時間の行き来やそれによる展開は分かりにくい気もしないでもないけれども、そのままストレートに観るとそうでもないような。
とはいえその複雑なカラクリに、頭良いなー!とただただ感嘆。
いつも作品自体に抑えきれない何かしらの“愛“を感じるが、今回は強いて言えばこれまでの映画作品に対する愛、だろうか。