Akameri

TENET テネットのAkameriのネタバレレビュー・内容・結末

TENET テネット(2020年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

難解な作品だとは聞いていたが、確かに難しい。事前知識なしで一度観ただけでは理解できない部分が多々あった。ただし映画自体はかなり綿密に作られている印象を持った。意味不明というわけではなく、何度か見直してちゃんと理解できれば納得できるシーンが多く、どんどん面白さに気づいていく。

ただ、一番重要な逆行のルール、ポイントを理解できるかどうかがとても重要。これが結構苦労した(というか今も完全には理解できていないかも)。色々とルールはあるが、以下を理解しておけば良いと思う。個人的な見解なので間違いはあるかもしれない。

①逆行から順行に戻る場合は再度回転ドアに入る必要がある(そうしないと逆行し続ける)。
②逆行は回転ドアに入ったタイミングから始まる(逆行の開始時刻は固定)。
③逆行して任意の時刻まで戻ったタイミングで再度回転ドアで順行に戻ることで、特定の時間まで戻ってから順行状態にすることができる(最終局面はこれを利用して爆心地の爆発前に戻ったうえで順行状態にしたはず)。
④逆行はあくまで過去への移動なので、③をやるともとの時刻には戻れない(明言されていないがおそらくそのはず。つまり主人公らが最初に回転ドアに入った時点で、その時間軸に主人公は存在しない)。
⑤ただし、時刻xから回転ドアで時刻x-1まで逆行した後に時刻x-1で回転ドアで順行に戻し、そのまま時刻x+1になるまで待ち、再度、③の手順を行い時刻xから順行状態にすることで、見かけ上もとの時間に戻ることができる(これも明言されていないので推測)。
⑥逆行中は同じ人物が同時に2人以上存在することがある(空港では順行中の主人公+順行中の主人公と格闘していた逆行中の主人公+逆行から回転ドアで順行に戻り、ニールと対面した主人公がいる)。
Akameri

Akameri