そんなに面白くない。
難解そうなアイディアや、あまり観たことない視覚表現を観せられた人たちが「なんかすごい!(よくわからないからすごいと思った方が分かってる感出る)」という安易な感想で「おもしろい!」と言ってる感じ。
確かに「あぁ、さすがノーラン」と思える遊び心のある作品。
タイムパラドックスの複雑さを利用して、「あ!こういう絡み方をするのかー」と思わせられる。
ただ、それだけ。
オチもありきたりですよ。
始めの方に「頭で考えてはダメ」的なセリフがドンピシャなタイミングで出てきてそこはおもしろかった。ノーラン、そういうの好きよね。裏メッセージ的なの。
あと、物語のキーを握る、とあるアイテムがあって、最後にその全容が見れるのだけど、完っっ全にフザケてる笑
ド真面目な雰囲気でそれを扱ってるけど、そこはノーランのイタズラ心。
実は作中でも何回も「なんじゃこれ?」的な扱いをしている。あれはダブルミーニングやでwww
だけど、観客のほとんどはノーランに弄ばれてることに気づかないんだろうなー。そして、気づかずに真面目な顔して「難解だったけどすごかった!」みたいに言ってる人たちを、ノーランは意地悪そうに笑ってるんだと思う笑
「TENNET」のタイトルが出てくるシーンはクソかっこよかった。そのシーンだけでも劇場で観たかった、と思えた。
「TENET」が回文になっててある地点を時間の挟み撃ちにしてることと絡ませてますねー。。ハハ。
ノーランは、ダークナイトを超える作品をもう撮る気はないのかもなー。