しょたーん

TENET テネットのしょたーんのレビュー・感想・評価

TENET テネット(2020年製作の映画)
4.0
インセプションを一回で理解できたことが、密かな自慢だったのですが、TENETは残念ながらそうはなりませんでした。神童も二十歳過ぎればただの人とはこのことです。

CIAでバリバリ活躍していた主人公は、時間を逆行できる装置を作った未来人の陰謀を食い止めるための組織TENETの一員となる。主人公自らも時間を行き来しながら、未来人の陰謀を看破し、黒幕を突き止めることができるか。

考察サイトを三件巡ってようやく飲み込めました。人が時間に遡るルールは分かりましたけど、逆境銃やら逆境カーレースやらはよう分かりません。あんまりわからないけど、勢いで飲み込む感じはシンエヴァンゲリオンとよく似てます。

わちゃわちゃあった後のラスト。男の友情ってやっぱいいよな。使命に燃える男。後味スッキリで2時間30の余韻には少し物足りなさもあります。2回目、3回目が楽しいよって作品ですが、たしかに、ここはコイツか!みたいな答え合わせが楽しいし、理解が深まるからですね。放送禁止シリーズ好きな方には是非見てもらいたいです。

考察サイトのニールは実はキャットの子供のマックス説。私は支持します。主人公は世界を救った後、キャットとマックスの生活を支えるが避けられぬ事情で死んでしまう。(病とか事故ならなんとか逆行装置で避けられそうだから死因が難しいね。核汚染による病死とか?)主人公の意思を継いだマックスは過去へ戻っていく。。。的な、物語の始まりと終わりだと空想します。答えがない謎がある映画は良いですな。

Netflix、素敵な映画をありがとう!またね!