ねぎおSTOPWAR

TENET テネットのねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

TENET テネット(2020年製作の映画)
4.0
敬愛するデンゼル・ワシントン氏の息子、やるやん!w
元アメフト選手ってのがまたね、アクションシーンの迫力を下支えしている!
父ちゃんは「えっ、意外に強い!」だったけど、
息子は「見るからに強そう・・」
この親子、クリストファー・ノーランの家で本編観たそうですね・・贅沢というかなんというか。コマはずーっと回っていなかったか?

クリストファー・ノーラン
現代を代表する映画監督の一人ですよね。
「ダークナイト」は好きだし「フォロウィング」以外は全部観てる。
彼の目指すところってどこなんだろうなあ。
でもたぶんわたしはそこを良いとは思わない。

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いやあ面白かったですよ!

さんざ「難しいよぉ」と聞き、ペンとメモを持って臨んだけれど、まあまあ「インターステラー」の方が理解に時間がかかった感じ。
覚悟していたからかな?
あるいはハインラインの本を好きで読んでいたからか・・。

イーサン・ホークの「プリデスティネーション」ありましたよね。
そこのことを思うと、本編中ついつい考えてしまうというね「ヘルメット・・ってことはやっぱりそういうことだよね?」と。

基本的に映画って設定や諸々を剥がしてみるとね、例えば「スターウォーズ」は当時ぶっ飛んだ設定でしたけど、骨は親子の話だし、「ジュラシックパーク」は恐竜の話ではなく人間の欲望の話だし・・
「TENET」はなんだろう・・人類の終焉の警鐘か?
わたしの中では「トータルリコール」と同じところにあるような感じ。

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クリストファー・ノーランってマイケル・マン監督のこと大好きですよね。
頑なにリアリティを追及する姿勢が、ノーランの科学への真摯な態度に繋がっているのかな。

現代の科学との整合性について、わたしには何とも言えません
ひとつの瞬間に異なる時間軸から4人の自分が来て、5人いることになることが理論上可能なのか。
あるいは逆行すると外気を吸えないのか。
でもね、科学の本とかSFって、だから面白いんだよね。ワクワクする。

そうだ、それだな!
わくわくしたんだ、この映画観て。

ただし反芻したいけどそこにあまり心情が横たわっていなかった・・ってことだ。

〈2022-169/33〉