UROCO

TENET テネットのUROCOのレビュー・感想・評価

TENET テネット(2020年製作の映画)
3.6
時間逆行により、第三次世界大戦を止める…
というよりかは1人で死ぬのが嫌だから周りを巻き込んで死にますこじらせおじさんを止める話のように感じた。
難しい…一回では理解できない…。絵作りとテンポの良さに心は躍るけど理論物理学とかアルゴリズムとかなんだなんだ?って感じです。

イギリスでおじさんにスーツについて言われるシーン…主人公の着ているブルックスブラザーズのスーツはアメリカのもの。アメリカとイギリスの仲の悪さと言うか、イギリスにいるならイギリスの服を着ろと言うおじいさんの言葉がささるというか。ブラックカード渡して良い仕立てのものを着ろ。だなんてすごいおじいちゃんだ。服で判断されるぞと言われているんだなぁと。イギリスとアメリカでスーツの形が違うのはやっぱり見てわかるんだろうな。

プルトニウムを奪取するとき、車で挟み込んで動いているんだけど止めているみたいな、なんだかこの作品の"時間"を感じる気がして面白いなと思った。

相棒のニールがかっこいい!出来事に対して熱くもあり、ドライでもある。それが現実だと受け入れる度量があるところ、とても惚れ惚れするし最後までいい男だなって感じた。主人公の任務完遂に自分を捧げるなんて。訓練された人間とはいえすごい。最後主人公の前で撃たれたのはニール…?そして主人公を助けに行ってもいる。もう一度最初から観れば、ニールのこともっと好きになりそう。
ニールはマックスなの…??

セイターの性格は自己愛なんだろうか…なんともだなぁ。俺を見ろ!というセリフの通りの人なんだろうなと感じてしまった。
部下もよく言うこと聞くなぁ。こんな上司絶対嫌だ。。。

逆行中は酸素マスクが必要だとか、炎は寒く感じるだとか、面白い設定だらけだけど難しくて…!難解です…面白いのになにかすっきり分からない…

過去に行ったかと思えばそうではない、パラレルワールドでもない。あの装置はタイムマシンでは無いということは確か。【逆行】まさにそれ。向かい風に抗うような、と言う例えがしっくりきた。
UROCO

UROCO