KEIYA

TENET テネットのKEIYAのレビュー・感想・評価

TENET テネット(2020年製作の映画)
4.4
クリストファー・ノーラン監督待望の最新作。”時間の逆行”をテーマにしたスパイアクション。

あっという間の2時間半。今年観るべき1本。冒頭から最後まで激しい銃撃戦と肉弾戦、カーチェイスが続き、息をつく暇のないアクションの連続。スリリングな音楽が緊迫感をより高め、シーンに飲み込まれるような圧倒的な臨場感を味わえた。
ただ、時間のリバースをテーマにした作品で、未来に行く、過去に戻るといった単純なタイムトラベルものではないので、とても難解。
キャスティングは、素晴らしい。個人的には、ヒロインのエリザベス・デビッキと悪役のケネス・ブラナーが非常に良かった。デンゼル・ワシントンの息子で主演のジョン・デイビッド・ワシントンは、ノーラン作品の中では少しコミカルな主人公だが、逆に新鮮味を感じた。ラストのロバート・パティンソンのからくりも良かった。
インセプションやインターステラーの様な派手さはないが、設定が巧妙で、リアリスティックな映像表現を追求した、間違いなくノーランの作品で、期待を裏切らないクオリティ。