カナダより愛をこめて

TENET テネットのカナダより愛をこめてのレビュー・感想・評価

TENET テネット(2020年製作の映画)
4.2
クリストファー・ノーラン最新作TENET,ダウンタウンのシネコンで、日本公開より早く、観てきました。
D-BOXの席で観ましたが、あまり効果はなかった様に感じました。ただ、映画の内容には一切関係ありません‼️

元CIAの特殊部隊員の男がテネットと呼ばれる組織に入り、時間が逆行する装置を使い、第三次世界大戦を止められるのか??という話です。

見所は何と言っても、やはり時間が逆行する描写ですね!観ていて、うわぁー、スゲ〜‼️ってなります。ただ同時に少しわかりづらさも感じられる可能性もあるので、この描写に乗れるかで、楽しめるかが分かれると思います。

前に名画座でインセプションを観たのですが、比べると、インセプションは前半のルール説明が長かったのに対し、この映画ではルール説明は手短に済ませて、前半はスパイモノを描いて行きます。
後半は時間の逆行を駆使した戦争モノになります。時間が逆行する中で繰り広げられるアクション描写は必見です!

序盤から面白い見せ場が多く、楽しい映画ですが、同時にツッコミどころも多いです。
「ここはリアルに考えるとそうじゃなくない?」「高い所からそんな風に降りなくない?」と思ったりしましたが、ノーランの作風が、リアリズムを描く事よりも抽象化を描くモノなので、ここに乗れるかで好き嫌いが分かれると思います。

個人的には、ダンケルクよりは面白かったです。前作はCGを使わないというノーランの意図が話運びを退屈にしていたように感じましたが、今回は実写(飛行機を突っ込ませる等)を撮る事が話運びと上手くリンクしていて、面白くなってると思います。
時間の逆行の中を動くとかよくそんな事思いつくな〜って感心しました!
これは映画でしか見れない何かが確実にあります‼️
是非観てみてください‼️
なるべくIMAXで観るのがオススメです‼️