乾

TENET テネットの乾のネタバレレビュー・内容・結末

TENET テネット(2020年製作の映画)
4.9

このレビューはネタバレを含みます

CMで見て、なんとなく時間が巻き戻る不思議な世界の映画なのかとあまり期待せずに鑑賞。映画が始まってからはもうテネットの世界へと引き込まれていき、あっという間に2時間半が経っていました。「時間の巻き戻り」「逆行」という設定により、気持ちいいくらいの伏線回収が次々に行われていく。瞬きしていたら見逃してしまいそうな箇所にさえ伏線がはられており、最後あーーーーーそこで繋がるんだ………………と感動。王様のブランチでも「2度観たい映画」だと紹介されていましたが、本当にその通りで、2回目はまた違うところに注目しながら観られる映画だと思いました。すごいよかったなーー、、個人的に一番泣きそうになってしまったの最後のキャットが「私は自由になれない。船から飛び降りた''自由''な彼女に嫉妬した」と話していたところ。あの時見た''自由な彼女''は自分だったんだね…めちゃくちゃ良かった………あと誰かの記事で見た「ニール、キャットの息子説」めちゃくちゃ面白いなーと思った。セイターの言った「私の一番の罪は子供をもったことだ」みたいなセリフにも繋がってくるし、ラストシーンがキャットと子供が手を繋いで歩く後ろ姿だったのも納得!という気持ちになるし…もしそうならめっちゃ面白くないですか?あと、映画見てもっと説明がほしい!と思った方はパンフレットおすすめします。ちゃんと回転ドアや逆行の解説が載っていました。最後まで圧倒されまくりだった。ただ単純にめちゃくちゃ面白い映画でした。
乾