あさの

TENET テネットのあさののレビュー・感想・評価

TENET テネット(2020年製作の映画)
4.2
壮大なスケールの物語を見る一方で、2時間半、読解力、理解力、そして集中力の試験を受けさせられているような感覚だった。ちなみに自分は1回目で合格せず、追試をすぐに受けました。もういっそ1回目を前編、2回目を後編くらいに考えた方がいいと思う。2回目の「そういうことか!」感がここ最近の映画にないくらい爽快すぎる。

未知なるものに対する「こんなことがあるかもしれない」という想像力、これこそロマンの最たるものではないだろうか。そして、刹那的な現在の見せ方はこの映画でも健在。その象徴がなんと言ってもエリザベス・デベッキでしょ。

ニールに関する事とか半ば意図的に曖昧にして見終わってからも観客が楽しめるような仕掛けをするとこ、遊び心も満載。
あさの

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