考察を読むのありきな映画な気がする
今回出てくるいくつかの概念に関して、劇中で飲み込めない人はつまらないと感じてしまうかもしれない
タイムトラベル系にしては斬新な発想なのは面白かった
伏線はわかりやすく撒いて回収しているので、インセプションに比べてストーリーはわかりやすいように思える
ただ、冒頭で述べたようにこれだけでは星3-3.5といったところだろう
いろんな考察を読んだりすることで、気づけなかった伏線に気づくと、感動がちょっと増える
※※※※ 注意 ※※※※
【感動した考察とネタバレ】
TENETは前から読んでも後ろから読んでも同じになっている。
前から読んだ TEN = 10分 は順行
後から読んだ NET = 10分 は逆行
を表しており、最後のあの10分間を案じているのではないかと思われる。
(TENET自体が、アルゴリズムを防ぐための作戦?組織?意思?だったと考えると、あの日を案じているのは納得)
最後、車の中でプリマが主人公になぜ殺される必要があったのか。
(プリマは未来の主人公に雇われて、キャットを殺すように命令されたはずなので)
それはキャットの息子がニールだったからという話。つまりニールが育たないと主人公の手助けが出来ないため、プリマを殺して助けたのだろうということ。
(たしかに息子は金髪であるし)
当時の本人はそれに気づいていたのかは別だが、それこそがこの映画のセリフでもある
"What’s happened, happened"
つまり、全てのことは
「起こるべくして起こる」
ということを案に表しているのかもしれない。
(この意見には賛否あるのであしからず)