おジャ魔女どれみ、自分はデジモンとあわせて、妹が観てるということを大義名分に観ていた。
今でも覚えている魔法の呪文に、当時必然の如く推していたおんぷちゃん。この作品を機に見返しているが、異様に覚えているキャラクターやらエピソードが多い。それだけ心に残る作品だったように思う。
本作は、おジャ魔女どれみそのものではなくともその根幹にあるもの、それらが視聴者に根ざしたものを捉え直して、そのものではないのに、そのものを想い起こさせる。
それはアニメ的表現、音楽を起点として、その本質を同じくしているからだろう。
そして当時おジャ魔女どれみがしてくれたように、ちょっとした魔法で今の我々の背を押してくれる。
当時信じられた魔法を、もう一度信じてもいいかなという気持ちにさせてくれる、
我々、稼げて小金が使えるようになってきた30代をターゲットにした記念作品が跋扈する中、そんな我々とも、オリジナルの作品とも真摯に向き合い作られた作品だと感じた。
