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空の青さを知る人よのkyoheiのレビュー・感想・評価

空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)
4.0
観る前の予告からは、高校時代の姉の恋人だった人が、高校時代のままの姿で高校生になった妹の前に現れるという…
どんな話なんだと思われるストーリーだったんですけど、正直31歳の自分には、心に染みましたよ。

誰もが、高校時代とかに思い描いていた人生を送れる人なんて一握りぐらいだと思うんですよ…
過去の自分から誇れる大人であって欲しいなんて言われる話でしたなぁ…

アニメーションのクオリティは高かった…『天気の子』が大都会の東京の今を描いた作品だとすれば、『空の青さを知る人よ』は地方都市の秩父を描いていて対照的で面白いなぁと思った。

ロック風な曲調になったゴダイゴの『ガンダーラ』やあおいとしんのが過去の後悔を突き破って、空を飛んでくシーンのあいみょんの『空の青さを知る人よ』が流れるシーンは気持ち良かった。テンション上がりました。

【あらすじ】山に囲まれた町に住む、17歳の高校二年生・相生あおい。将来の進路を決める大事な時期なのに、受験勉強もせず、暇さえあれば大好きなベースを弾いて音楽漬けの毎日。そんなあおいが心配でしょうがない姉・あかね。
二人は、13年前に事故で両親を失った。当時高校三年生だったあかねは恋人との上京を断念して、地元で就職。それ以来、あおいの親代わりになり、二人きりで暮らしてきたのだ。あおいは自分を育てるために、恋愛もせず色んなことをあきらめて生きてきた姉に、負い目を感じていた。姉の人生から自由を奪ってしまったと…。そんなある日。町で開催される音楽祭のゲストに、大物歌手・新渡戸団吉が決定。そのバックミュージシャンとして、ある男の名前が発表された。金室慎之介。あかねのかつての恋人であり、あおいに音楽の楽しさを教えてくれた憧れの人。高校卒業後、東京に出て行ったきり音信不通になっていた慎之介が、ついに帰ってくる…。
それを知ったあおいの前に、突然“彼”が現れた。“彼”は、しんの。高校生時代の姿のままで、過去から時間を超えてやって来た18歳の金室慎之介。思わぬ再会から、しんのへの憧れが恋へと変わっていくあおい。一方で、13年ぶりに再会を果たす、あかねと慎之介。せつなくてふしぎな四角関係…過去と現在をつなぐ、「二度目の初恋」が始まる。
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