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柄本家のゴドーのKのレビュー・感想・評価

柄本家のゴドー(2018年製作の映画)
3.3
サミュエル・ベケット『ゴドーを待ちながら』。こうやって親子3人が並ぶと柄本明さんの上手さが際立つ。悲しくて笑う。映画『セッション』でフレッチャー先生がニーマンに何度もやり直させるシーンをふと思い出す。指導する側もされる側も激しそうなエネルギー消費量。好きでなければ続けられない職業という印象が強まる。それぞれのイメージ図。柄本明さんの言葉のひとつひとつが哲学的な感じ。もう柄本明さん自身がひとつの作品のよう。職人。実際の舞台の仕上がりはどうだったのだろう。原作と、この舞台劇に興味が湧いた。
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