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イップ・マン 完結のしょしょしょのレビュー・感想・評価

イップ・マン 完結(2019年製作の映画)
3.9
葉問シリーズついに完結か…。
カメラワークが随分現代的というか最近ぽいなぁって印象だった。アクションシーンのカメラワークも結構変わった?って思うくらいで、カンフーアクションに現代的な激しいカメラの動きは合わないなぁとか思いつつ、ドニーイェンの衰えを補う為かなと我慢しました。
今作はブルース・リーを差し置いて(といいつつヌンチャクシーン大興奮)中華総会の会長が際立ってたなぁ。片手には片手しか使わない武闘家としての一言で表せないけど誠意みたいなものを感じた時に惚れた。故に会長と軍人との決闘は別のシナリオも見たかった。
作中では中華人とアメリカの問題の根本はなんにも解決してないのに問題解決しましたみたいな雰囲気になってたけどそこはまぁいいでしょう。

話は変わりますが、、、
それぞれの国が持つ武術は古来からその国に合った形で継承鍛錬されてきた訳なので、あの武術は強いからみたいな単純な理由で他国が一概に取り入れば良いもんじゃないと思いました。
もちろん修行を重ねれば強くはなれるけど、武術は精神面も密接だと思うので、引き継がれた見えない部分も大切だと思います。強ければいいってもんじゃないって事も中華総会が鎖国的になる根底にあるのかもしれないです。

2021.55
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