イップ・マン 完結のルシフ様のレビュー・感想・評価

晩年に至り死期を悟ったイップ・マン、その最後の戦いを描いた完結編！　全シリーズの集大成的な内容であり、あらゆる距離で戦える詠春拳のスタイルが結実。争いの消えぬ世で、それでも同胞のために戦い続ける悲哀……。
完結編ということで、エモーショナルさよりも哀切の果ての静謐さが心に残る一本。

ただ、四作の中では一番下かな、という気はするし、一作目のラム・カートンの悪いとこだけ煮詰めたようなヴァネス・ウーの口だけ男なキャラはなんだかなあ……。